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画廊シェーネの
『たまさか よもやま考』

★ 2017年 9月

「女性の美術品コレクター」

先日、画廊シェーネのオークションサイトを構築している間、自分のコレクションや、
コレクションに至る経緯、その間、永いお付き合いをさせていただいてきた
顧客達への想いが、脳裏をかすめて、ふと、何故か気になり始めたことがある。
「そういえば、美術品のコレクターには、なぜ女性が少ないのだろう?・・・」と・・・

一般に、美術に関わる女性達は、画家をはじめ、工芸、陶芸、手芸等々の
あらゆる制作分野で、むしろ男性陣をしのぐほど、人数も多く、活躍している。
銀座の画廊街でも、ギャラリストをはじめ、そこで働く、知識・見識豊かな
女性達に度々遭遇する。
しかしながら、顧客の多くは、ほとんど男性で、何百点も美術品を
コレクションをしている、いわゆる「コレクター」と言われる女性には、私の知る限り、
お目にかかったことが無い!

「この男女の差は、どこから生まれてくるのだろう?」
今日、女性の中で、男性よりもはるかに高額の所得を得ている人達は、多いにもかかわらず
彼女達は、美術品をコレクションするという、発想には、どうやら、なら無いようだ。
最も、美術品コレクターというものは、男性でも金が余っているから購入するというわけでもなく
極、平均的なサラリーマンでも、どうにか金銭の工面をして時間をかけても、
欲しい物を手にする訳だから、経済的なことだけの理由でも無い。

思えば、子供の時代に、親も辟易するような、どう見ても屑としか思えないような物品
とか切手や古いコイン、石、虫などを集めて、標本箱や宝箱の中に、大事に保管しているのは、
ほぼ男の子で、その習癖のまま大人に成長してしまっている男性が多い。

我が家の神さんは、どちらかと言えば、女性には珍しく、私のコレクションに理解を
示してくれ、自分でも率先して蒐集を、私に促すこともある。しかし概ね
「人と物」を比べてみると、関心の度合いは、人の方にあるようで、
その点は、女性特有の「情」に関心が向けられることが多いからであろう・・・・と思っている。

思うに、美術は、「情」の部分で問うことより、「知」の部分で
解釈していくことが多いと思われるので、自分を顧みても、なにごと付け、
男達は、色々「蘊蓄を語りたい!・・・」面倒な性癖を持っているので、
コレクター達に女性が少ないのは、自然の理なのかも知れない!

2017年9月26日F.B.投稿文から





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