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画廊シェーネ 奧田 聰の
『たまさか よもやま考』
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★2017年3月17日


「忖度」

今、世間で、大阪の籠池何某という人物の小学校建設に関わる疑惑が、
毎日のように報道で取り沙汰されている件について一言!
多くのマスコミが報じていることを全て鵜呑みにしないとしても
この人物の精神構造に想いを馳せる時、私には、詐欺師達の興した事件
や目論見と多々重なって非常に興味深い。

奇しくも民進党の議員が、国会で言い放った「忖度するでしょう!」という
言葉は、実に的を得ていて、大抵の詐欺師達は、地位、金、権力、名声というものを殆ど
手にしていないことが多いので、こうしたものを手中に収めている
人物達と、自分が深い特別な関係にあるということを、
今から騙そうという相手が思い込んでくれることこそ重要で、
騙しの典型テクニック「イロハのイ」であるからである。

この籠池なる人物は、天皇をはじめ、阿部総理とアッキー夫人、稲田防衛大臣他色々な政治家達との関係を強調し、
さらには自らの学歴詐称、幼稚園の名称に「開成」と名付けたり、名古屋の名声ある高校に
繋がりがあるように思わせるなどなど、全ての行為が相手が勝手に「忖度」することを
期待して行っていることは、一貫した姿勢である。
優れた詐欺師の常套手段とは、こういうものなのだろうと感心させられる。

かつて 「消防署の方から来ました」(実際は消防署の方角から来ましたという意味)と言って、
いかにも消防署が関係しているかと誤解させて、消火器を法外な価格で売却する詐欺事件があった。
これも、聞いた相手が勝手に「忖度」した結果である。

この籠池氏ほどではないにしても、自分の周りを見れば、似たような人達は、結構見かける。
名家、有名人、有名企業、有名大学などなどの関係者と懇意にしている、、、、とか、
出身であることを鼻高々に吹聴することで、相手に威圧感を与えようとする輩もまた、
この「忖度」という金銭的出費の要らない便利な技術を巧みに使いこなす嫌味な人物達なのだ。

今回のニュースは、正にこうした人物達の仲間に自分も決して陥ることが
無いように常々心がけねばならぬこと提言しているように
思えて仕方ないのだ!!

2017年3月11日 桜咲く季節まじかな、やや小寒い日
画廊 シェーネ 店主 奧田 聰


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